第5回 乳がん治療と再建を考える会

▶プログラム

今回の主題は「放射線治療と乳房再建」でした。一般口演では、不肖ながら私が決して多いとは言えない経験とデータを絞り出し、できる限り客観的な視点で解析した上、“手術手技のレベルを向上させ、患者の理解が得られるなら放射線治療症例は十分乳房再建の適応となり得る”という見解を報告させていただきました。乳腺外科からは中務克彦先生が、乳腺外科の立場から当院における乳房再建術の適応についての興趣が尽きない知見を披露いただきました。

基調講演では、滋賀県立成人病センター 放射線治療科 科長 山内 智香子先生を招待し、放射線科の立場からお話をいただきました。特にpN:1~3個のケースのPMRT、胸骨傍リンパ節への照射についての内容は、個人的も大変興味深く拝聴させていただきました。

終盤には「乳房再建と放射線治療の両立」というテーマで討論会が行われました。このような討論会の形式は今回が初めての試みでありましたが、フロアを巻き込んだ活発な議論のやりとりに発展し、瞬く間に時間が過ぎてしまいました。

今後、乳癌における放射線治療の存在感がますます増加していく中で、これを「天敵」「触らぬ神になんとか」という位置付けに追いやるような、これまでの消極的な立場から脱却し、今こそどのように対処していくかについて今回のような前向きな議論が必要とされていることを改めて感じた有意義な研究会となりました。(文章:素輪善弘)

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中